私は障害福祉制度の専門家として8年間の経験を積んだ後、令和6年度に東京から静岡にUターンいたしました。浜松市を拠点に選んだのには、いくつかの大切な理由があります。
浜松は私の生まれ故郷であり、その後名古屋で育った私にとって、お盆や正月に帰省する心の拠り所でした。しかし、親戚以外には知り合いもおらず、この街での活動をゼロからスタート。ある意味、何もかもが新しい始まりの中で、この地で築く人との繋がりが大きな意味を持つと感じています。
浜松市の魅力の一つには、豊かな自然と穏やかな土地柄があります。緑豊かな環境、海、湖といった美しい景観に囲まれたこの街は、日々の暮らしに安心感をもたらしてくれており、静岡での穏やかな生活は、私にとって理想的な生活拠点となっています。また、当事務所がある浜松市は「ものづくりの街」としての顔を持ち、私が長年親しんできた音楽と深い関わりがある街です。ヤマハ、カワイ、ローランドといった大手楽器メーカーの本社があり、浜松駅前には楽器博物館も構えるこの街は、音楽業界に携わっていた私にとって、とても馴染みやすい環境です。地元の伝統を守りながら新しい創造性を育む文化がこの地には根付いていていることが魅力的。私自身が元ドラマーだったこともあり、障害福祉の施設でドラムサークルといった太鼓を使った音楽のコミュニケーションを行ったりしています。
浜松は東京や名古屋へのアクセスが良く、静岡県西部に位置するこの地は、都市機能と自然のバランスが取れた住みやすい環境です。近年、浜松市及び近隣市町村で福祉サービスが求められている反面、事業運営をサポートする専門家がいないという声も聞きます。業務自体は全国対応可能ですが、少しでも地域の皆さまの支えとなり、この浜松から安心して福祉サービスを利用できる環境づくりに貢献したいと考えています。
迷ったときの一歩を最良のパートナーとして、共に歩んでいけたら幸いです。